採点するような本ではないが、何となく7点。
活性化(普通に読んだ)・・・1時間半程度
連休に帰省した際、どこに釣りに行こうかと調べていたら、砂浜での渚釣りなるものの存在を知った。
チヌといえば防波堤か磯。砂浜でも釣れることがあるらしいとは知っていたが、メインに狙う釣り方は知らなかった。
瀬戸内海ではチヌといえば本命も本命、多分釣り人が10人いれば5人はチヌ狙いだと思う。それなのに、実は今まで一度も、小物も含めてチヌを釣ったことがない。狙いに行っても釣れず、いつしか「チヌは難しい」と諦め、狙わなくなってしまった。
それが、ネットで検索すると、「渚釣りは数釣り」と言われるほどに釣果があるらしい。「釣れすぎるので資源保護のため乗っ込み時期は釣らない」なんてのまであったが、次にいつ行けるかわからないし、初心者がそんなに釣れるわけでもないだろうからと、行ってみた。
結果は惨憺たるもので、3日通って1枚も上がらず。フグばかり50匹以上。悔しいので、「渚釣りを知らしめたきっかけ」と言われる本書を手に取った。
本書には丁寧に、道具や仕掛けに始まり、ポイントの探し方、コマセのまき方、取り込み方まで丁寧に記述してある。イラストも多く、普段から釣りに親しんでいる人なら、著者の言わんとすることがすぐ理解できるように書いてある。残念ながら俺はしばらく釣りから遠ざかっているので少々読みにくかったが、おそらくこれは著者の責任ではない。
渚釣りだけのようなタイトルだが、実際にはそんなこともなく、サナギ釣りやスイカ釣りなども紹介してあり、「普通とは違ったチヌ釣り」の本。読んでいるだけで楽しく、今度こそ釣ってやろうとモチベーションが高まる。
問題は、埼玉には海がないことか・・・
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