10点満点で、6点。
貪るように多くの作品を読んだ、星新一。
その作品と、作品に込められた警句(を、著者なりに解釈したもの)とについて、現在の視点からコメントしたエッセー。
悪くはないけど、蛇足というか。
星新一の作品は、徹底的に無駄なものを排除して、また時代性からも切り離して作り上げられている。それに、余計なコメントを付けるのは、決して付加価値を付けることではない、と感じてしまった。
魚を食べるのに、刺身が最高の料理法ではないかも知れない。でも、一度刺身として作ってしまった魚を、塩焼きにすることは出来ない。そんな感じ。
こういうエッセーが好きな人も少なくはないのだろうが、俺の好みではなかった。
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