2008年10月19日日曜日

031 あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由

10点満点で、6点。

ノムさんが阪神監督時代を振り返り、なぜ勝てなかったのか自戒を込めて取り上げている。
当事者の弁だから割り引いて読む必要はあるだろうが、言っていることは正論で、頷くばかり。与えられた戦力でベストを尽くすのは監督の仕事、監督がベストを尽くせる戦力を整えるのはフロントの仕事。この当たり前のことが、いかに阪神ではできていなかったのか。なぜ星野にはそれができたのか。ノムさんなりの解釈ではあるが、面白くかつ的確に分析している。

「考えて野球する」ことがいかに大事か、弱いチームが強くなるのがどれだけ大変か、強いチームが弱くなるのがいかに簡単か、よくわかる。

「マネー・ボール」のビリー・ビーンとは対極に位置しそうだけれど。



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