2008年10月29日水曜日

036 一流になる人 二流で終わる人

10点満点で、5点。微妙な読後感。

プロ棋士の米長氏と、ノムさんの対談。対談というには、一つずつの発言が長く、インタビューをまとめた本かもしれない。

それぞれの勝負論が語ってあって、なかなか面白い。お互いの考え方が食い違っているところなどもあり、それぞれがその根拠を語っているところなど、どちらにも理があって興味深く読めた。

しかしそこまでで、対談という形式のせいか、一つずつの話題が掘り下げられることなく、表面的なものに終わっている感がある。これは、俺自身がプロ棋士というものをよく知らないせいだろうが、ノムさんのパートは面白いが、米長氏の部分は読み飛ばしてしまいかねない内容だった。

勝負師として、両氏を知っている人が読めば、それなりに楽しめる本だろう。俺には少し向かなかった。



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