10点満点で、7点。
「話の通じない相手」を10のパターンに分類して、その主張と依るべき根拠、そしてそこを崩すにはどうすればよいか、考察した本。
注意すべきは「対応術」であって、「説得術」あるいは「論破術」ではない。どういうことかというと、「話の通じない相手」を、「議論の本質を見失わせ、話題をすり替える」相手としてとらえていると言うこと。なので、主題は「話題を本筋に戻す」ことにあり、そこで有意義な議論ができればそれでよしとしている、ように読み取れた。
意外に思われるかもしれないが、俺は「議論に勝つ」ことには重要度をあまり感じておらず、「深い議論をする」ことに価値を感じているので、こういう本は勉強になる。
図書館で借りて読んだが、定期的に読み返して、自らの血肉にするべき本である気がする。いずれ、買おう。
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